市内二番目、県内十一番目の特養ホームとして出発した楽寿荘も、地域に支えられての三十年がたちました。その間、高齢者は増え続け、その生活状況は、単身或いは高齢者のみの世帯が激増し、要支援・介護のセイフティネットである介護保険制度に支えられて十年が経過しました。
楽寿荘も在宅サービス部門を整備し、情報一元化を図り、社会福祉法人としては唯一の訪問看護ステーションを設立、相談から入所まで、地域における一環した医療・福祉サービスを提供して参りました。
緊急な対応、継続的なサービス、在宅生活の実態に合ったきめ細かなサービス、医療依存度のある方々の介護施設としての受け入れなど様々な課題を避けて通る訳にはいきません。
三十年という節目の今、地域の方々が、かかえる問題にタイムリーなサービスで応えられるよう「30年宣言」を誓い、思いを新たにしております。